目次
- 1 プライオリティパスで使える国内ラウンジとその他施設。アメックス発行とセゾン発行の違いを比較
- 2 レストランやリラクゼーション施設も利用したい方へ
- 3 プライオリティパスで快適な旅を
プライオリティパスで使える国内ラウンジとその他施設。アメックス発行とセゾン発行の違いを比較
国内線を頻繁に利用する飛行機修行僧や出張族の方にとって、空港での待ち時間は貴重なひとときです。プライオリティパスを活用すれば、クレジットカードを所有するだけで国内移動が快適になり、空港での時間をより充実させることができます。
羽田空港や関西国際空港でのラウンジやその他施設を利用することで、移動の満足度を高めることが可能です。
本記事では、プライオリティパスで使える国内ラウンジとその他施設(レストラン、リラクゼーション施設)を紹介します。
ただし、アメックス発行のプライオリティパスでは利用できない施設もあるため、セゾン発行のプライオリティパスとの違いも比較しながら解説します。
アメックス発行プライオリティパスの見分け方
複数のプライオリティパスを持っていて区別がつかない場合、アメックス発行のプライオリティパスはカード番号の末尾が「1」であることで見分けられます。

写真上のカードがセゾンカード発行のプライオリティパス。写真下のカードが末尾が「1」のアメックス発行のプライオリティパスです。
手持ちのカード番号を確認し、アメックス発行のものかどうかをチェックしてみましょう。
プライオリティパスで使える国内施設と利用シーン
プライオリティパスで利用できる施設には、ラウンジ、レストラン、リラクゼーション施設があります。ラウンジでは軽食やWi-Fiが提供され、出発前のリラックスや到着後の休憩に最適です。
レストランではセットメニュー、リラクゼーション施設ではマッサージが利用でき、移動中の食事やリフレッシュに役立ちます。
ただし、「[利用不可]」と記載された施設はアメックス発行のプライオリティパスでは利用できません。セゾン発行のプライオリティパスならこれらの施設も利用可能です。
以下に、国内主要空港でプライオリティパスを使って利用可能な施設と営業時間を紹介します。利用前にPriority Pass公式サイトで最新情報を確認してください。
羽田空港(HND)の利用可能施設
プライオリティパスで利用可能なラウンジ
- Power Lounge Central(第1ターミナル):1階到着ロビー南側、制限エリア外。軽食(パン類)、ソフトドリンク、Wi-Fi、電源あり。営業時間:6:00~20:00。価値:約1,500円(同伴者無料)。通常料金:1,320円(子供650円)。
- Power Lounge South(第1ターミナル):2階出発ゲートエリア、ゲート9-10付近、制限エリア内。軽食、ソフトドリンク、Wi-Fi、電源あり。営業時間:6:00~20:00。価値:約1,500円(同伴者無料)。通常料金:1,320円(子供650円)。
- Power Lounge North(第1ターミナル):2階出発ゲートエリア、ゲート15-16付近、制限エリア内。軽食、ソフトドリンク、Wi-Fi、電源あり。営業時間:6:00~20:00。価値:約1,500円(同伴者無料)。通常料金:1,320円(子供650円)。
- Power Lounge Central(第2ターミナル):2階到着ロビー、制限エリア外。軽食、ソフトドリンク、Wi-Fi、電源あり。営業時間:6:00~20:00。価値:約1,500円(同伴者無料)。通常料金:1,320円(子供650円)。
- Airport Lounge South(第2ターミナル):3階出発ゲートエリア、ゲート63付近、制限エリア内。出発時のみ利用可。軽食、ソフトドリンク、Wi-Fi、電源あり。営業時間:6:00~20:00。価値:約1,500円(同伴者無料)。通常料金:1,320円(子供650円)。
- Power Lounge North(第2ターミナル):3階出発ゲートエリア、ゲート52付近、制限エリア内。出発時のみ利用可。軽食、ソフトドリンク、Wi-Fi、電源あり。営業時間:6:00~21:30。価値:約1,500円(同伴者無料)。通常料金:1,320円(子供650円)。

アメックス発行プライオリティパスで利用できない施設(レストラン・リラクゼーション)
アメックス発行のプライオリティパスでは、以下のレストランやリラクゼーション施設は利用できません。セゾン発行のプライオリティパスならこれらの施設も利用可能です。詳細は「【ラウンジ利用無制限プライオリティパス付】おすすめクレジットカード5選」をご覧ください。
- [利用不可] Foot Bath Cafe & Body Care LUCK(第1ターミナル):2階出発ロビー、制限エリア外。足湯やボディケア(30分ドライヘッドスパなど)が3,400円割引。営業時間:10:00~20:00。予約推奨。
- [利用不可] Body Care LUCK(第3ターミナル直結):羽田エアポートガーデン1階、制限エリア外。ボディケアやマッサージが3,400円割引。営業時間:10:00~20:00。
- [利用不可] All Day Dining Grande Aile(第3ターミナル直結):羽田エアポートガーデン1階、制限エリア外。ランチビュッフェ(11:00~15:00)が最大2時間無料(通常3,400円相当)。7歳未満の子供は無料(大人とシェアの場合)。営業時間:11:00~22:00(ランチビュッフェは15:00まで)。
成田空港(NRT)の利用可能施設
プライオリティパスで利用可能なラウンジ
- I.A.S.S Executive Lounge(第1ターミナル):5階、制限エリア外。アルコール1杯、ソフトドリンク、おつまみ(柿の種など)、Wi-Fiあり。営業時間:7:00~21:00。価値:約2,000円(同伴者1名無料)。
- I.A.S.S Executive Lounge(第2ターミナル):4階、制限エリア外。アルコール1杯、ソフトドリンク無料。営業時間:7:00~21:00。価値:約2,000円。
アメックス発行プライオリティパスで利用できない施設(レストラン・リラクゼーション)
アメックス発行のプライオリティパスでは、以下のレストランやリラクゼーション施設は利用できません。セゾン発行のプライオリティパスならこれらの施設も利用可能です。詳細は「【ラウンジ利用無制限プライオリティパス付】おすすめクレジットカード5選」をご覧ください。
- [利用不可] 肉料理 やきすき やんま(第1ターミナル):中央ビル4階、制限エリア外。3,400円相当のセットメニュー無料。営業時間:12:00~17:00(カード保持者限定)。
- [利用不可] ナインアワーズ(第2ターミナル):成田空港第2駐車場ビル内、制限エリア外。カプセルホテルでシャワー・休憩が可能。9:00~18:00に最大5時間滞在可。営業時間:24時間。
- [利用不可] ぼてぢゅう屋台(第3ターミナル):2階フードコート、制限エリア外。3,400円相当のセットメニュー(モダン焼き、たこ焼き)無料。営業時間:5:00~22:30(ラストオーダー22:00)。

関西国際空港(KIX)の利用可能施設
プライオリティパスで利用可能なラウンジ
- KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA:第1ターミナル2階北側、制限エリア外。アラカルト食事、缶ビール2本、または40分シャワーから2つ無料(同伴者1名無料)。営業時間:24時間。3時間以上滞在でウォークイン・レートから3,400円割引。
アメックス発行プライオリティパスで利用できない施設(レストラン・リラクゼーション)
アメックス発行のプライオリティパスでは、以下のレストランやリラクゼーション施設は利用できません。セゾン発行のプライオリティパスならこれらの施設も利用可能です。詳細は「【ラウンジ利用無制限プライオリティパス付】おすすめクレジットカード5選」をご覧ください。
- [利用不可] Botejyu 1946:2階セキュリティチェック後、制限エリア内。請求額から3,400円割引。営業時間:5:30~22:30(ラストオーダー22:00)。混雑時は入店制限あり。
- [利用不可] Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU:2階セキュリティチェック後、制限エリア内。請求額から3,400円割引。営業時間:5:30~22:30(ラストオーダー22:00)。混雑時に入店制限あり。

中部国際空港(NGO、セントレア)の利用可能施設
アメックス発行プライオリティパスで利用できない施設(レストラン・リラクゼーション)
アメックス発行のプライオリティパスでは、以下のレストランやリラクゼーション施設は利用できません。セゾン発行のプライオリティパスならこれらの施設も利用可能です。詳細は「【ラウンジ利用無制限プライオリティパス付】おすすめクレジットカード5選」をご覧ください。
- [利用不可] ぼてぢゅう:一般エリア、4階スカイタウン(レストラン街)。3,400円相当のセットメニュー(お好み焼き、たこ焼き)無料。テイクアウト可。営業時間:6:00~22:00(ラストオーダー21:00)。
- [利用不可] くつろぎ処:一般エリア、3階出発ロビー(セントレア温泉施設内)。スパサービスの請求額から3,400円割引、または展望風呂入浴と食事・ドリンクセット(3,400円相当)。営業時間:10:00~21:00。
- [利用不可] THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR:一般エリア、FLIGHT OF DREAMS 3階。3,400円相当の割引。営業時間:平日9:00~20:00(L.O.19:30)、土日祝9:00~21:00(L.O.20:30)。
鹿児島空港(KOJ)の利用可能施設
アメックス発行プライオリティパスで利用できない施設(レストラン・リラクゼーション)
アメックス発行のプライオリティパスでは、以下のレストランやリラクゼーション施設は利用できません。セゾン発行のプライオリティパスならこれらの施設も利用可能です。詳細は「【ラウンジ利用無制限プライオリティパス付】おすすめクレジットカード5選」をご覧ください。
- [利用不可] Body Care LUCK:制限エリア外、国内線ターミナル3階。ボディケアやマッサージが3,400円割引。営業時間:10:00~20:00。予約推奨。
九州佐賀国際空港(HSG)の利用可能施設
プライオリティパスで利用可能なラウンジ(海外発行プライオリティパスのみ対応)
ここは特殊で海外発行のプライオリティパスのみ対象です。
- Premium Lounge さがのがら:制限エリア外、国内線ターミナル2階。ソフトドリンク(コーヒー、ジュース)、Wi-Fi、電源あり。営業時間:8:30~佐賀空港国内線最終出発便搭乗案内まで(運航状況により変動)。価値:約1,500円。通常料金:1,100円(子供550円)。海外発行プライオリティパスのみ対応。
補足:アメックスカード自体のラウンジ特典について
本記事ではプライオリティパスで利用可能な施設に焦点を当てたため、中部国際空港(セントレア)など、アメックス発行のプライオリティパスで利用できるラウンジが見当たらない空港があります。
しかし、アメックスカード自体の特典で国内の多くの空港ラウンジを利用可能です。利用可能なラウンジの詳細は、アメリカン・エキスプレス公式サイトでご確認ください。
レストランやリラクゼーション施設も利用したい方へ
アメックス発行のプライオリティパスでは、レストランやリラクゼーション施設は利用できません。しかし、セゾン発行のプライオリティパスなら、これらの施設も無料または割引で利用可能です。
以下に、セゾン発行のプライオリティパスが付帯するおすすめのカードを紹介します。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾンプラチナビジネスは、プライオリティパスが利用回数無制限で付帯し、レストランやリラクゼーション施設も利用可能です。関西国際空港のぼてぢゅうで3,400円相当のセットメニューを無料で楽しんだり、羽田空港のBody Care LUCKでマッサージを割引価格で受けたりできます。

apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード

アポロステーション プラチナも、セゾン発行のプライオリティパスが付帯し、レストランやリラクゼーション施設を利用できます。ビジネス利用だけでなく、個人での旅行にも適しており、空港での快適な時間をさらに充実させます。

アメックスとの併用に悩むかもしれませんが、レストランやリラクゼーション施設を年に数回利用すれば年会費以上の価値があり、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードやapollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードでプラチナカードを体験してからアメックスカードを所有するのも良いでしょう。
私もアメックスプラチナを発行する前はセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードを利用しており、空港での食事やマッサージを無料で楽しめたので、旅行がより快適になりました。
プライオリティパスで快適な旅を
プライオリティパスを活用すれば、国内線の出発・到着時に空港での時間を充実させ、移動の満足度を高めることができます。
アメックス発行のプライオリティパスでは利用できないレストランやリラクゼーション施設を利用したい方は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードや apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードを検討してみてください。
コメント